Google AdSenseの審査に、2回落ちました。
運営している2つのブログで、2回とも理由は同じ「有用性の低いコンテンツ」です。この記事を書いている時点で、まだ合格していません。
「有用性の低いコンテンツ」で調べると、対策として「記事を増やす」「プライバシーポリシーを置く」「お問い合わせフォームを作る」がよく出てきます。でも私の場合、それらはすべて最初から満たしていました。2回目の申請時点で、記事は40本を超えています。
それでも落ちたので、Search Consoleの数字を見ながら原因を切り分けました。この記事はその途中経過の記録です。合格したら追記します。
先に結論です。
- 原因は記事の数や中身ではなく、サイトの構造だったと考えている
- 1回目の原因は中身のないタグページが大量にインデックスされていたこと
- 2回目の原因はURLの末尾スラッシュの揺れによる二重インデックス
- それでも残る問題は、4,000〜8,000字ある記事がインデックスされないこと。共通点は、その記事にリンクしている記事が少なかった
審査の時系列
2つのブログ(ここではブログA・ブログBと呼びます)の経過です。どちらもAstroで作った静的サイトで、Cloudflare Pagesで公開しています。
| ブログA | ブログB | |
|---|---|---|
| 1回目の申請 | 6月2日(記事22本) | 6月23日(記事23本) |
| 1回目の結果 | 6月13日 不合格 | 7月1日 不合格 |
| 対策 | タグページのnoindex化など(後述) | 同じ対策を先回りで実施 |
| 2回目の申請 | 8月2日 | 8月2日 |
| 2回目の結果 | 8月11日 不合格 | 9月 不合格 |
| 不合格の理由 | 2回とも「有用性の低いコンテンツ」 | 2回とも「有用性の低いコンテンツ」 |
2つのブログは、テーマも記事も別です。それなのに、同じ時期に同じ理由で落ち続けている。この時点で、記事の中身ではなく、2つに共通する「作り」の問題を疑いました。
1回目の原因:中身のないタグページが記事より多かった
1回目に落ちたあと、Search Consoleでインデックスされているページを見て、原因はすぐに分かりました。
ブログAでは、29種類あるタグのうち15種類が、1記事にしか付いていませんでした。
ブログのテーマは、タグごとに「このタグが付いた記事の一覧ページ」を自動で作ります。記事が1本しかないタグの一覧ページは、記事へのリンクが1つ並んでいるだけの、ほぼ中身のないページです。それがタグの数だけインデックスされていました。
ブログBはもっとひどく、記事23本に対して、Search Consoleに登録されたページが128ありました。差の約100ページが、タグ・カテゴリ・アーカイブなどの自動生成ページです。
Googleから見ると、本物の記事より、中身のないページのほうが多いサイトだったわけです。「有用性の低いコンテンツ」は記事1本1本ではなく、サイト全体に占める薄いページの割合で判断されているのだと考えています。
やった対策
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| noindexの付与 | タグ・カテゴリ・アーカイブ・検索・ページ送りのページに noindex,follow |
| タグの統合 | ブログA 29種類→17種類、ブログB 約80種類→16種類。すべてのタグが2記事以上になるように |
| sitemapから除外 | noindexのページがsitemapに載っている矛盾をなくした |
| 一時削除 | Search Consoleの削除ツールで、タグ・カテゴリのURLを一時削除 |
ここで1つ失敗しています。noindexを付けても、Googleが再クロールするまでインデックスからは消えません。対策を入れてから2回目の申請までの間、Search Consoleの登録数は思ったほど減りませんでした。反映を待ちきらずに申請したのは、早すぎたかもしれません。
2回目の原因:URLの末尾スラッシュがそろっていなかった
2回目も落ちたので、Search Consoleを細かく見直しました。すると、1回目とは別の問題が見つかりました。
内部リンク220か所でスラッシュが抜けていた
ブログAでは、記事どうしのリンクの書き方が2通り混ざっていました。
/posts/記事名/(正しいURL。末尾にスラッシュあり)/posts/記事名(末尾のスラッシュなし)
スラッシュなしのURLにアクセスすると、サーバーがスラッシュありのURLへ自動で転送(308リダイレクト)します。人間が読む分には何も困りません。
ところが、スラッシュなしのリンクが29記事・220か所ありました。その結果、
- 同じ記事がスラッシュありとなしの2つのURLで別々にインデックスされていた(二重インデックス)
- Search Consoleの「ページにリダイレクトがあります」が20件出ていた
Googleのクロールが、記事を読む前にリダイレクトの解決で無駄に使われている状態です。
ブログBはcanonicalとsitemapが食い違っていた
ブログBでは、ページが「正しいURLはこれです」と宣言するcanonicalタグがスラッシュなし、sitemapはスラッシュありになっていました。Googleに対して、同じページの正しいURLを2通り伝えていたことになります。
やった対策
- ブログA:内部リンク220か所を、すべてスラッシュありに置換
- ブログB:サイトの設定でURLの末尾スラッシュを統一し、canonicalとsitemapをそろえた
どちらも、ブログのテーマの初期設定のまま使っていたのが原因でした。エンジニアなのに、自分のサイトのURL設計を確かめていなかったのは反省点です。
それでも残る問題:長い記事がインデックスされない
いちばん頭を抱えたのがこれです。
ブログAで、4,000〜8,000字ある記事5本が「クロール済み - インデックス未登録」になっていました。Googleは記事を読みに来たうえで、インデックスしないと判断しています。
| 記事 | 文字数 | その記事にリンクしている記事 |
|---|---|---|
| 資格試験の勉強法(A) | 約4,600字 | 1本 |
| 資格試験の勉強法(B) | 約5,700字 | 0本(そもそもクロールされず) |
| 受験宣言と学習計画 | 約6,800字 | 1本 |
| 資格試験の勉強法(C) | 約8,000字 | ― |
| 試験制度の変更点まとめ | 約7,200字 | トップページのみ |
文字数は十分で、どれも自分の受験体験をもとに書いた記事です。共通していたのは、ほかの記事からのリンクがほとんどないことでした。
ちなみに表の(C)は、記事を加筆したあと再クロールされて、インデックスされるようになりました(応用情報の勉強法の記事です)。ほかの記事も、リンクを増やして様子を見ています。
「全体の評価」が先、という仮説
ここからは仮説です。
AdSenseの審査も、検索のインデックスも、サイト全体の評価がある程度ないと、個々の記事が良くても拾ってもらえないのではないかと考えています。その評価を作るのが、
- 薄いページを減らして、記事の割合を上げる
- 記事どうしをリンクでつなぎ、どの記事にもたどり着けるようにする
- 時間をかけて、検索からの訪問や外部からのリンクを増やす
の3つだと思っています。1と2はやりました。3は、時間をかけるしかありません。
3回目の申請は、条件がそろうまで出さない
2回続けて落ちたので、3回目は条件を決めて、満たすまで出さないことにしました。
| 条件 | 中身 |
|---|---|
| インデックス率 | 公開している記事の大半がインデックスされている |
| 薄いページ | Search Consoleの登録ページのほとんどが記事 |
| 内部リンク | どの記事にも、ほかの記事から2本以上のリンクがある |
| 間隔 | 対策を入れてから、Googleの再クロールが一巡するまで待つ |
「落ちたらすぐ出し直す」を繰り返すより、数字が変わったのを確認してから出すほうが、結果的に早いと考えています。
一般的な対策と、私のケースの違い
| よく言われる対策 | 私の状況 |
|---|---|
| 記事を増やす | 2回目の時点で40本超。足りていた |
| 1記事の文字数を増やす | インデックスされない記事のほうがむしろ長かった |
| プライバシーポリシー・お問い合わせ・運営者情報 | 最初から設置済み |
| オリジナルの体験を書く | ほぼ全記事が自分の体験談 |
よく言われる対策はすべて満たしていたのに落ちました。私のようにブログのテーマやフレームワークを自分で選んで作ったサイトは、記事より先に、サイトの構造(タグページ・URLの統一・内部リンク)を疑ったほうがいいと思います。
ブログやツールを作るときのAIの使い方は、AIで開発と勉強はどれだけ速くなるかにまとめています。内部リンクの張り方を見直すきっかけになった、支援士 午前IIの再出題率を実測した記事のような「記事どうしをつなぐ記事」も、意識して書くようにしました。
まとめ
- AdSenseに「有用性の低いコンテンツ」で、2つのブログとも2回落ちた
- 1回目の原因は中身のないタグページ。noindex化・タグ統合・sitemapからの除外で対策
- 2回目の原因はURLの末尾スラッシュの揺れ。内部リンク220か所の修正と、canonical・sitemapの統一で対策
- 残る課題は長い記事がインデックスされないこと。共通点は内部リンクの少なさ
- 3回目は、インデックスと内部リンクの数字がそろうまで出さない
結果が出たら、この記事に追記します。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 「有用性の低いコンテンツ」は記事数が少ないことが原因ですか?
私の場合は違いました。2回目の申請時点で記事は40本を超えていましたが、同じ理由で落ちています。記事数よりも、タグページなど中身のない自動生成ページが記事より多くインデックスされていたことが大きかったと考えています。
Q2. タグページはnoindexにしたほうがいいですか?
記事が1〜2本しか付いていないタグの一覧ページは、noindexにするかタグを統合するのがおすすめです。私はタグを2記事以上で使うものに絞り、一覧ページにはnoindex,followを付けて、sitemapからも外しました。
Q3. noindexを付けたら、すぐに審査に通りますか?
すぐには反映されません。noindexはGoogleがそのページを再クロールして初めて効くため、インデックスから消えるまで数週間以上かかることがあります。私は反映を待たずに再申請して、また落ちました。
Q4. URLの末尾スラッシュは審査に関係ありますか?
直接の理由かは分かりませんが、私のブログでは末尾スラッシュの揺れで同じ記事が2つのURLで二重にインデックスされていました。サイト全体の評価を下げる要因になりうるので、内部リンク・canonical・sitemapのURLは統一しておくべきです。
Q5. 不合格のあと、どのくらい空けて再申請すべきですか?
私は対策から約1か月半で再申請して落ちました。日数で決めるより、Search Consoleで薄いページが減り、記事がインデックスされているのを確認してから申請するほうが確実だと考えています。