「支援士の午前IIは、過去問道場を何周すればいいのか」
前回の記事で、16年分825問を突き合わせて午前IIの約3分の1が過去問の再出題だと実測しました。そこで次は、実際に過去問道場で解いてみた結果です。
2026年11月の受験に向けて、9月の1か月で8回分・200問を解きました。1回目の素点、6日後に同じ回をもう一度解いた結果、そして苦手分野まで、数字をすべて出します。
先に結論です。
- 1回目の正答率は200問中138問=69%。合格ライン(60%)は8回中7回で超えた
- ただし回ごとの差が大きく、52%〜88%まで36ptの振れ幅があった
- 6日後の再テストは2回とも+32pt(52%→84%、60%→92%)。解き直しの効果は再現した
- 弱点ははっきり出た。ネットワーク分野の問19・問20が、それぞれ8回中6回誤答
前提:私の状況と、解いた範囲
- セキュリティの実務はほぼ未経験(受験宣言の記事に経緯を書いています)
- 応用情報に合格済みのため、午前Iは免除。午前II(科目A-2)の対策から始めています
- 午前IIは25問で、15問(60%)以上が合格ラインです
- 育休中で、子ども2人の育児の合間に解いています
解く範囲は、前回の記事の分析結果から令和元年秋〜令和6年秋の10回分に決めました。直近2回(令和7年春・秋)は本番で同じ問題が出にくいので、最後の実力確認用に取っておきます。
過去問道場・試験回別の正答率(1回目)
9月に解いた順番で並べます。
| 解いた日 | 試験回 | 1回目の正答 | 正答率 | 合格ライン |
|---|---|---|---|---|
| 9/8 | 令和3年秋期 | 13/25 | 52% | ✕ |
| 9/11 | 令和4年春期 | 22/25 | 88% | ◯ |
| 9/12 | 令和4年秋期 | 15/25 | 60% | ◯(ギリギリ) |
| 9/12 | 令和5年春期 | 18/25 | 72% | ◯ |
| 9/16 | 令和5年秋期 | 17/25 | 68% | ◯ |
| 9/20 | 令和6年春期 | 16/25 | 64% | ◯ |
| 9/28 | 令和6年秋期 | 15/25 | 60% | ◯(ギリギリ) |
| 9/29 | 令和3年春期 | 22/25 | 88% | ◯ |
| 合計 | 8回分 | 138/200 | 69% | 8回中7回で合格 |
平均だけなら69%で合格ラインを9pt上回っています。ただ、60%ちょうどの回が2回、下回った回が1回あります。本番でどの回の難しさに当たるかは選べないので、「平均69%だから安心」とは言えません。
6日後に同じ回を解き直したら、2回とも+32ptだった
1回目で間違えた問題は、その日のうちに全問正解するまで解き直しています。そのうえで、6日空けてから同じ試験回をもう一度最初から解き直しました。
| 再テストの日 | 試験回 | 1回目 | 6日後 | 伸び |
|---|---|---|---|---|
| 9/14 | 令和3年秋期 | 52% | 84% | +32pt |
| 9/18 | 令和4年秋期 | 60% | 92% | +32pt |
いちばん低かった2回が、どちらも80%台〜90%台まで上がりました。伸び幅もたまたま同じ+32ptです。
2回だけなので断定はできません。ただ、午前IIは3分の1が再出題なので、「1度間違えた問題を、日を空けてもう一度解く」ことがそのまま得点になる試験だと考えています。この復習サイクルは、忘却曲線を使った復習の方法でまとめたやり方をそのまま使っています。
それでも解けなかった問題がある
再テストでも1問だけ落とした問題がありました。令和4年秋期の問19(ネットワーク)です。
さらに、その日の解き直しで3回かかった問題もいくつかありました(令和5年秋期の問18、令和6年春期の問19・20、令和3年春期の問20など)。何度も間違えるのは、答えは覚えていても理屈が分かっていないサインだと受け止めています。
弱点:ネットワーク(問18〜20)の正答率は42%
前回の記事で分かったとおり、支援士の午前IIは問番ごとに分野がほぼ固定されています。問18〜20はネットワーク分野です。
8回分のネットワーク24問だけを抜き出すと、こうなりました。
| 問番 | 1回目の正答 | 誤答 |
|---|---|---|
| 問18 | 6/8 | 2回 |
| 問19 | 2/8 | 6回 |
| 問20 | 2/8 | 6回 |
| 計 | 10/24(42%) | 14回 |
全体の69%に対して、ネットワークは42%。しかも問18はほぼ取れているのに、問19・問20だけが8回中6回誤答と、弱点がはっきり2問に集中しています。
25問中の2問なので、ここを捨てても合格ラインには届きます。ただ、毎回2問を確実に落とすのは、本番で1〜2問のミスが重なったときに致命傷になるので、次の対策に回します。
過去問道場は何周すればいいか:私の結論
1か月解いてみての、私なりの答えです。
- 1周目は「全問正解するまで当日に解き直す」。間違えた問題を放置しない
- 2周目は6日後くらいに、同じ試験回を最初から。ここで+30pt前後伸びるなら、覚え方は合っている
- 3周目は弱点の分野だけ。私ならネットワークの問19・20を、全試験回分まとめて解き直す
「何周」よりも、「日を空けてもう一度解いたか」のほうが大事だと感じています。
なお、過去問道場の「達成度レポート」のトロフィーは、直前の2回がどちらも正解のときに金になります。1回間違えてから正解した問題は銀のままなので、銀が多くても「1回しか解いていない」わけではありません。私は最初これを読み違えて、復習の進み具合を低く見積もっていました。
これからの予定
- 残りの令和2年秋・令和元年秋を解いて、10回分を1周させる
- ネットワーク問19・20を全試験回まとめて解き直す
- 最後に、取っておいた令和7年春・秋を初見で解いて、本番前の実力を確認する
直近2回の結果も、この記事に追記するか、別の記事で報告する予定です。
まとめ
- 過去問道場で支援士の午前IIを8回分解いた1回目の正答率は69%(138/200)
- 試験回ごとの振れ幅が大きく、52%〜88%。平均だけで安心はできない
- 6日後の再テストは2回とも+32pt。日を空けた解き直しが効いた
- 弱点はネットワークの問19・問20(各8回中6回誤答)。分野が問番で固定されているので、弱点も問番で見つけられる
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よくある質問(FAQ)
Q1. 支援士の午前IIは過去問道場を何周すればいいですか?
私は「1周目で当日中に全問正解するまで解き直し、6日後くらいに同じ回を解き直す」2周を基本にしています。6日後の再テストでは2回とも+32pt伸びました。周回数よりも、日を空けて解き直すことが大事だと感じています。
Q2. 過去問道場で何%取れれば合格できそうですか?
午前IIの合格ラインは60%(25問中15問)です。私の1回目の平均は69%でしたが、試験回によって52%〜88%とばらつきがありました。平均だけでなく、低い回でも60%を超えられるかを目安にするとよいと思います。
Q3. 過去問は何年分解けばいいですか?
私は令和元年秋〜令和6年秋の10回分を演習用にしています。直近2回(令和7年春・秋)は本番で同じ問題が出にくいため、最後の実力確認用に取っておいています。
Q4. 午前IIで苦手分野を見つけるにはどうすればいいですか?
支援士の午前IIは問番ごとに分野がほぼ固定されているので、同じ問番の正誤を試験回をまたいで並べると苦手が見えます。私の場合は、ネットワーク分野の問19・問20がそれぞれ8回中6回誤答でした。
Q5. 過去問道場のトロフィーが銀ばかりなのはなぜですか?
達成度レポートのトロフィーは、直前の2回がどちらも正解のときに金になります。1度間違えてから正解した問題は銀のままなので、銀が多くても復習していないわけではありません。