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データベーススペシャリストに、あと2点で落ちた話【妻のつわりと重なった1ヶ月の記録】

「あと2点。たった2点で落ちた——」

データベーススペシャリスト試験の結果通知を開いたとき、私が最初に出した声でした。

午後II試験 58点。合格基準は60点。

データベーススペシャリスト試験 不合格スコアレポート(午後II 58点・あと2点で不合格)

この記事は、私が取得した13資格のなかで一番悔しかった不合格記事です。

なぜわざわざ書くのか——それは、**あの1ヶ月、私が直面した「家庭と資格勉強の両立の限界」**を、同じ状況にいる誰かに共有したかったから。

子育てや介護をしながら情報処理試験に挑む方の、ひとつの参考になればうれしいです。


データベーススペシャリスト試験とは

項目内容
試験名データベーススペシャリスト試験(DB)
主催IPA(情報処理推進機構)
難易度高度試験(最上位ランク)
試験時期年1回・秋期(10月)
試験構成午前I・午前II・午後I・午後II
合格基準全試験で60点以上
合格率例年18%前後

応用情報技術者の上位資格にあたる「高度試験」の1つで、データベース設計・運用・パフォーマンスチューニング・SQLなど、実務レベルのDB知識を問われます。

応用情報以上の難易度で、合格率は約18%。1日かけて午前I〜午後IIまでの4試験を受ける、長丁場の試験です。


受験までの背景:選んだ理由と、家庭の事情

なぜデータベーススペシャリストだったか

応用情報技術者試験に合格した後、「次は高度試験」と決めていました。

高度試験には複数の区分(ネットワーク・データベース・セキュリティ等)がありますが、現場でDB周りを触る機会が増えていたこと、SQLは比較的得意だったこともあり、データベーススペシャリストを選びました。

「合格すれば、自分のキャリアの幅が広がる」——そんな期待を持っての挑戦でした。

でも、家庭事情が想定外に

申し込みをした夏ごろは順調でした。

転機が来たのは、9月——妻が第2子を妊娠中で、つわりの時期と試験勉強が完全に重なることが分かったのです。

つわりは個人差がありますが、私の妻の場合、1日のほとんどを横になって過ごす状態でした。当然、長女(当時2歳)の世話と家事は私が担うことになります。


つわりと勉強の両立、その現実

想定していた学習時間

申込時点では、「平日は朝晩で各2時間、休日は5〜6時間」のペースで2ヶ月学習する想定でした。

DB試験は範囲が広く、合格には100〜150時間の学習が必要だと言われています。

実際にできた学習時間

つわりが始まってからの現実は、想定の半分以下でした。

時間帯計画実際
平日朝2時間30分〜1時間(長女が起きてくるまで)
平日夜2時間30分(寝かしつけ後の限界)
休日5〜6時間1〜2時間(妻のサポートと長女の世話)

1ヶ月で確保できた学習時間は、おそらく40時間ほど

普通なら「諦めて来年受け直す」選択もありえました。

——でも、受験料は払ってしまっている。**「ダメ元でも受ける」**と決めて、限られた時間で詰め込むことにしました。


使った教材3つ

短い学習時間でも、教材選びは妥協しませんでした。

① 過去問道場(午前対策)

無料で使える定番サイト。応用情報のときと同じく、午前I・午前IIはここで対応しました。

ただし今回は試験1ヶ月前に 月額会員(330円/月) にも登録しました。月額会員にすると、苦手分野・分野別の絞り込み出題ができたり、自分の正答率データを蓄積して弱点を可視化できたりします。短期間で効率的に詰め込む必要があった私には、330円で得られる価値は十分でした。

午前は知識問題なので、通勤時間や寝かしつけ後の短時間にスマホで解けるのが救いでした。

情報処理試験ドットコム(過去問道場)

② Udemy「令和8年版:参考書の著者直伝!データベーススペシャリスト試験 科目A対策講義」

午前II対策として活用したのが、応用情報でも使った著者直伝シリーズのDBスペ版です。

→ 🎓 令和8年版:参考書の著者直伝!「データベーススペシャリスト」試験 科目A対策講義(Udemy)

応用情報で著者の解説スタイルに慣れていたので、入りやすかったです。試験の全体像を掴むため動画は2倍速で視聴。

③ 情報処理教科書 データベーススペシャリスト

午後対策のメイン教材として、定番の翔泳社「情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2025年版」を使いました。

午後I・午後IIの過去問解説が充実していて、問題文の読み方・解答の組み立て方を学べます。

ただ、私はこの本を最後まで読み切れませんでした。半分くらいで試験当日を迎えました。


試験当日:それぞれの手応え

データベーススペシャリスト試験は1日かけて午前I・午前II・午後I・午後IIの4試験を続けて受けます。結果はその日にはわからず、後日IPAから合否とスコアが通知される仕組みです。

午前I:応用情報合格で免除

午前Iは応用情報技術者試験の合格で免除になっていました。

午前II:手応えあり

午前IIは過去問道場で繰り返し演習した分野が多く出題され、**「これは大丈夫だろう」**という手応えがありました。

午後I:そこそこの手応え

午後I(記述問題)は、3問中2問を選択して回答。SQLとデータベース設計の問題を選び、**「半分以上は確実に取れた」**感触で試験を終えました。

午後II:時間配分との戦い

最後の午後II試験。データベース設計・正規化・SQL等の本格的な記述問題です。

時間配分が厳しく、最後まで書ききれない設問がありました。それでも**「6割は行ったかな」**という手応え。

「もしかしたら受かっているかもしれない」——そう思いながら会場を後にしました。


結果通知:午後IIで「あと2点」の不合格

約2か月後、IPAから合否通知が届きました。

試験区分スコア結果
午前I免除-
午前II76点合格(基準60点)
午後I66点合格(基準60点)
午後II58点不合格(基準60点・あと2点)

午前II・午後Iは通過していました。最後の最後、午後IIで2点足りずに不合格。

スコアレポートを見たとき、しばらく動けませんでした。


不合格通知を見て感じたこと

「あと2点」のリアル

午後II 58点という結果は、客観的に見れば「あと一歩」です。

でも当事者としては、「ここまで頑張ってあと2点足りない」のは「100点足りない」のと近い感覚があります。「もう少しで届きそうだから、また1年挑戦するかどうか」を悩む状態だからです。

それでも、後悔はない

不合格は悔しかった。でも、後悔はありませんでした。

理由はシンプルで、あの1ヶ月、私にできる限りのことはやったから。

つわりで動けない妻の代わりに長女の朝食を作り、保育園に送り、仕事をして、お迎えに行き、夕食を作り、お風呂に入れ、寝かしつけ、その後に教材を開く——そんな日々のなかで、午後II 58点まで到達できたのは、自分なりに最大限の戦いだったと思っています。

失敗から学んだ3つのこと

学び内容
① 高度試験は短期決戦は危険100時間の学習量が必要な試験は、1ヶ月では足りない
② 家庭優先は揺るがない家族のサポートを最優先する判断は正解だった
③ 「あと一歩」は無駄じゃない来年の再挑戦の土台になる

同じ状況にいる方への、私からのメッセージ

子育てや介護、家族の体調変化と資格勉強が重なる時期は、誰にでもあります。

そういうとき、私が伝えたいのは「全力で挑む価値があるなら、不完全でも受験してほしい」ということです。

完璧な準備ができなくても、その経験はムダになりません。

これらは、机上の学習では絶対に得られない財産です。

——私自身、この不合格があったから、その後の資格学習で「自分の限界量を測る感覚」が育ちました。


まとめ

項目内容
試験名データベーススペシャリスト試験(令和7年度秋期)
受験日2025年10月12日
結果不合格
午前II76点(合格)
午後I66点(合格)
午後II58点(あと2点で不合格)
学習期間約1ヶ月
学習時間約40時間(想定の半分以下)
背景妻のつわり時期と完全に重なった
教材過去問道場・Udemy(DBスペ科目A対策)・情報処理教科書

データベーススペシャリストは、また挑戦しようと思っていましたが、IPAの高度試験の廃止予定のため見送る予定です。

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よくある質問(FAQ)

Q1. データベーススペシャリストは応用情報合格者なら受かりますか?
A. 範囲が狭く深いので、応用情報よりも専門的な学習が必要です。100〜150時間の学習を想定してください。

Q2. 午後IIで2点足りないのは、何が原因だと思いますか?
A. 学習時間不足が一番の要因です。特に午後IIは過去問の繰り返し演習量で得点が変わります。私は問題集を最後までやり切れませんでした。

Q3. 子育てしながらの受験はおすすめしますか?
A. 状況によります。家族のサポート体制が整わない時期は、無理せず翌年に回すのも賢い選択です。私は「払った受験料を無駄にしたくない」という気持ちもあって受けました。

Q4. 過去問道場だけで午前II対策は十分でしたか?
A. 私は十分でした(午前II 76点で通過)。過去問道場で過去5年分を3周すれば、合格基準には届きます。


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