「未経験からITに転職したいけど、転職サイトもエージェントも数が多すぎて、どれを使えばいいのか分からない」——転職活動を始めたころの私が、まさにそうでした。
私は30代でIT未経験のまま、公務員からSESエンジニアに転職しました(その経緯は公務員を辞めてIT未経験で転職した話にまとめています)。そのとき実際に登録して使ったのが、doda・リクナビNEXT・paiza転職・Green・ビズリーチの5つです。
この記事では、比較サイトの机上の解説ではなく、未経験の当事者として5つを実際に使った正直な感想を書きます。「どれが未経験向きで、どう使い分けるべきか」が分かるはずです。
※本記事には一部アフィリエイトリンクを含みますが、紹介内容は実際に使った体験に基づく正直な評価です。
結論:私はdodaで転職。でも未経験は「まず複数登録して見比べる」が正解
先に結論です。
- 最終的に私が転職したのはdoda。エージェントが親切で、未経験OKの求人も多かった
- ただしdodaにこだわる必要はない。サイトによって掲載企業が違うので、未経験はまず2〜3社に登録してどこにどんな企業が多いかを見比べるのが一番効率的
- エージェント(相談相手)が欲しいなら doda か リクルートエージェント、自分のペースで求人を探したいなら リクナビNEXT、Web系の自社開発を狙うなら Green、プログラミングの腕試しをしながらなら paiza転職
- ビズリーチは未経験のうちは登録不要。経験を積んでからの“次の転職”用です
なぜそう言えるのか、まず「転職サイト」と「転職エージェント」の違いから整理します。
転職サイトと転職エージェントの違い
未経験のうちは、ここを混同しがちです。ざっくり分けるとこうなります。
| 転職サイト | 転職エージェント | |
|---|---|---|
| 求人探し | 自分で検索して応募 | 担当者が紹介してくれる |
| 相談相手 | いない(セルフ型) | 専任のキャリアアドバイザー |
| 書類添削・面接対策 | 基本なし | あり |
| ペース | 自分次第・気楽 | 担当者と二人三脚 |
| 代表例 | リクナビNEXT・Green | リクルートエージェント |
| 両方持つ例 | — | doda(サイト+エージェント一体) |
ポイントは、「サイト型」と「エージェント型」は対立するものではなく、併用するものだということ。私自身、リクナビNEXT(サイト)で自分で探しつつ、doda(エージェント)で相談する、という使い方をしていました。
それでは、実際に使った5つを順番にレビューします。
① doda:最終的にここで転職した(エージェントが親切)
私が最終的に内定をもらって転職したのがdodaです。
dodaは「転職サイト」「転職エージェント」「スカウト」が一体になったサービスで、求人数は約30万件、そのうち未経験歓迎が6万件超(全体のおよそ5件に1件)と、未経験でも応募できる求人が豊富でした。
私が良かったと感じたのは、エージェント(キャリアアドバイザー)が親切丁寧だったこと。未経験の転職は不安だらけですが、応募書類の添削や面接日程の調整までやってくれるので、働きながらの転職活動でも進めやすかったです。未経験転職のサポートに慣れた担当者が多い印象でした。
- こんな人におすすめ:未経験で、相談しながら進めたい人。まず1社エージェント型を使うならここ
- 私の体験:複数登録して比較した結果、最終的にdodaで5〜6社の内定をもらって転職
② リクナビNEXT+リクルートエージェント:掲載企業が多く、併用が強い
リクナビNEXTは、公開求人約135万件という最大級のボリュームを誇る転職サイトです。前述のサイト型(セルフ型)で、自分で検索して応募します。未経験が応募できる企業も、paizaやGreenに比べて多めでした。
ひとつ注意点があります。リクナビNEXT自体にはエージェントサービスはありません。担当者に相談したい場合は、同じリクルートのリクルートエージェント(公開約74万件+非公開約20万件)を使います。
おもしろいのは、リクナビNEXTに登録していると、リクルートエージェントからオファーが来たこと。登録時に「転職エージェントも登録」にチェックを入れると両方が連携するので、リクナビNEXTで幅広く探しつつ、リクルートエージェントで非公開求人やサポートも受けるという併用が効率的です。
私は最終的にdodaで決めましたが、リクナビ系(リクナビNEXT+リクルートエージェント)も同じくらいおすすめできます。掲載企業の幅とサポートの両取りができるからです。
- こんな人におすすめ:まず求人を幅広く見たい人。サイトとエージェントを一気に押さえたい人
- 私の体験:掲載企業が多く、リクルートエージェントからのオファーも来た
③ paiza転職:スキルチェックの「Bランク」でスカウトが増えた
paiza転職は、ITエンジニアに特化したスカウト型のサービスです。最大の特徴は、プログラミングのスキルチェックでランク(S〜Eの6段階)が付き、そのランクを見た企業からスカウトが届くこと。
私はBランクまで上げました。エージェント曰く「未経験の転職ならBランクまで行っておくと企業の幅が広がる」とのことで、実際にBランクになってからスカウトの数が明らかに増えました(Bランクは内定率がCランクの約2.5倍というデータもあります)。
正直な注意点としては、Bランクまでの掲載企業は中小企業系が多い印象だったこと。とはいえ、未経験で「自分のプログラミング力がどのくらい通用するか」を腕試ししながら転職活動できるのは、paizaならではの強みです。学習中の人にも向いています。
- こんな人におすすめ:プログラミング学習中で、腕試ししながら進めたい人
- 私の体験:Bランクでスカウト増。ただしC以下だとスカウトは届きにくい
④ Green:Web系の自社開発を狙うなら(カジュアル面談ができる)
Greenは、IT/Web業界に特化した転職サイトです。企業の採用担当と直接やりとりするスタイルで(エージェントは挟みません)、応募前にカジュアル面談で会社の雰囲気を確かめられるのが特徴です。累計150万人が利用しています。
未経験でも応募できる企業はありますが、ベンチャー・スタートアップ寄りの求人が多めです。私は大手SESを狙っていたのであまり使いませんでしたが、Web系の自社開発企業に行きたい人にはGreenが良いと思います。いきなり応募ではなく、カジュアル面談から始められるのは未経験には安心材料です。
- こんな人におすすめ:Web系・自社開発・ベンチャー志望。会社の雰囲気を見てから応募したい人
- 私の体験:未経験OKの企業もあるが、狙いが大手SESだったのでメインでは使わず
⑤ ビズリーチ:未経験のうちは登録しなくてよい
ビズリーチは、ハイクラス転職に特化したスカウト型サービスです。求人の4割以上が年収1,000万円以上、ヘッドハンターからスカウトが届く——という、いわゆる「経験者・即戦力向け」のサービスです。
正直に言うと、未経験の転職でビズリーチは難しいです。私も登録はしてみましたが、未経験段階では出番がありませんでした。未経験のうちは、無理に登録しなくてよいというのが私の結論です。
ビズリーチが活きるのは、ITで経験を積んだあとの“次の転職”。まずは未経験OKの求人が多いサイト・エージェント(doda、リクナビ系)で1社目に入り、経験を積んでからビズリーチを検討すれば十分です。
- こんな人におすすめ:すでに実務経験があり、年収アップを狙う人(=未経験は対象外)
- 私の体験:登録はしたが、未経験では使いどころがなかった
未経験の転職サイト・エージェントの選び方・使い方
5つ使ってみて分かった、未経験者の使い方のコツをまとめます。
まず複数のサイトに登録して「掲載企業」を見比べる
これが一番のおすすめです。サイトによって掲載企業がまったく違いますし、同じ企業でもサイトによって求人の記載内容が詳しかったりします。最初から1社に絞らず、まず2〜3社に登録して、「どこに自分の応募できそうな企業が多いか」を見比べてください。
サイト型とエージェント型を1つずつ持つ
自分のペースで探すサイト型(リクナビNEXTやGreen)と、相談しながら進めるエージェント型(dodaやリクルートエージェント)を、1つずつ持っておくとバランスが良いです。私はリクナビNEXTで探しつつ、dodaのエージェントに相談していました。
目的別の早見表
| 目的 | おすすめ |
|---|---|
| まず相談しながら進めたい | doda/リクルートエージェント |
| 求人を幅広く自分で探したい | リクナビNEXT |
| Web系・自社開発を狙いたい | Green(カジュアル面談) |
| プログラミングの腕試しをしながら | paiza転職(Bランクを目標に) |
| 未経験のうちは | ビズリーチは不要 |
まとめ:未経験はこう使え
最後に要点を整理します。
- 転職サイト(自分で探す)とエージェント(相談できる)は併用が基本
- まず2〜3社に登録して、掲載企業を見比べるのが未経験の最短ルート
- 私の体験では、doda(エージェントが親切・最終的にここで転職)と、リクナビNEXT+リクルートエージェント(掲載数とサポートの両取り)が未経験には使いやすい
- paiza転職はBランクまで上げるとスカウトが増える。学習中の腕試しにも
- GreenはWeb系・自社開発志望向け。カジュアル面談から始められる
- ビズリーチは未経験のうちは不要。経験を積んでからの選択肢
未経験の転職は、情報が多すぎて動けなくなりがちです。でも、まずは2〜3社に登録して求人を眺めてみるだけで、「自分でも応募できる会社はこんなにあるのか」と景色が変わります。最初の一歩として、まずは登録から始めてみてください。
転職後にどんな資格を取ると評価されるかは、未経験のSES転職で最初に取りたい資格3選にまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 未経験のIT転職、転職サイトと転職エージェントはどちらを使うべきですか?
両方の併用がおすすめです。自分のペースで求人を探す「サイト型」(リクナビNEXTやGreen)と、相談しながら進める「エージェント型」(dodaやリクルートエージェント)を1つずつ持っておくとバランスが良いです。まずは複数のサイトに登録して、どこに未経験OKの企業が多いかを見比べるところから始めてください。
Q2. 未経験は転職サイトに何社くらい登録すべきですか?
私は5つ使いましたが、最初から多すぎる必要はありません。まず2〜3社に登録して、掲載企業を見比べるのがおすすめです。サイトによって掲載企業が違いますし、同じ企業でもサイトによって求人の記載が詳しかったりするので、複数を見比べると判断しやすくなります。
Q3. paiza転職は未経験でも使えますか?
使えますが、スキルチェックのランクが鍵です。私はBランクまで上げたところ、スカウトが明らかに増えました。エージェントからも「未経験の転職ならBランクまで行くと企業の幅が広がる」と言われました。Cランク以下だとスカウトが届きにくいので、プログラミング学習中の腕試しも兼ねてBランクを目標にするのがおすすめです。
Q4. 未経験でビズリーチは登録すべきですか?
未経験のうちは登録しなくてよい、というのが私の結論です。ビズリーチはハイクラス・即戦力向けのサービスで、求人の4割以上が年収1,000万円以上と、経験者向けだからです。未経験はまずdodaやリクナビ系で1社目に入り、経験を積んでからビズリーチを検討すれば十分です。
Q5. 結局、未経験にいちばんおすすめはどれですか?
私は最終的にdodaで転職しました。エージェントが親切で、未経験OKの求人も多かったからです。ただしdodaにこだわる必要はなく、リクナビNEXT+リクルートエージェントの併用も同じくらいおすすめできます。未経験は1社に絞らず、サイト型とエージェント型を組み合わせて複数併用するのが有利です。
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