SAAに合格したのは2024年11月30日。翌月から開発案件のプロジェクトに入り、年が明けてすぐに次の資格を考え始めました。
私はSES企業への一人派遣で、自社の先輩エンジニアと話す機会は年2回の面談くらいしかありません。どの資格を取るかは、すべて自分一人で決めていました。 元公務員の私が、プロジェクト参画中の隙間時間(1日1〜2時間)だけで、約3週間でAWS DVAに合格できました。途中でインフルエンザにかかって受験を1回延期するというハプニングもありました。それも含めて、リアルな話をしたいと思います。
SAA取得済みで次の資格を探している方、開発案件に入ったばかりの方——この記事はまさにそんなあなたのために書きました。
前提:私のAWS実務経験について
正直にお伝えしておくと、私はAWSの実務経験はほぼありません。転職前にUdemy講座(AWS:ゼロから実践するAmazon Web Services)のハンズオンで触った程度で、業務でAWSを設計・運用したことはない状態でした。
ではなぜ取得するのか——理由は3つあります。
- 社内評価を上げるため:派遣SES企業に所属する身として、資格は会社内での目に見える成果になります
- 案件参画の可能性を広げるため:保有資格は案件アサインの判断材料になります
- 資格報奨金のため:会社から取得時に手当が出る制度があります
実務で使い込んで合格したわけではない、というのが大前提です。だからこそ、問題集中心の効率的な勉強法になっています。
AWS DVA(デベロッパーアソシエイト)ってどんな資格?
AWS DVA(AWS Certified Developer – Associate、DVA-C02)は、AWSを使ったアプリケーション開発に特化したアソシエイトレベルの資格です。
SAAが「どう設計するか」を問う試験なら、DVAは「どう実装・デプロイ・運用するか」を問う試験です。Lambda・API Gateway・DynamoDB・CodeBuildなど、開発者が実際によく触れるサービスが中心になります。
| 資格 | 対象 | 問われること |
|---|---|---|
| CLF | 全員向け | AWSの全体像・基本概念 |
| SAA | 設計者向け | サービスを組み合わせたシステム設計 |
| DVA | 開発者向け | アプリ開発・デプロイ・デバッグの実践知識 |
- 試験時間:130分
- 問題数:65問(選択式)
- 合格ライン:720点 / 1000点満点
- 受験料:150 USD(20,000円・税抜)
私が取得した13資格のロードマップについては、こちらもあわせてご覧ください。
→ 子育てしながら転職後約1年半で13資格を取得したロードマップ
実は参考書を買ったのに読みませんでした
正直に告白します。DVA用の参考書(ポケットスタディ AWS認定デベロッパーアソシエイト)をAmazonで購入しました。
でも、結局1ページも読みませんでした。
プロジェクト参画中で1日1〜2時間しか確保できない状況で、「分厚い参考書を最初から読む時間がない」と感じてしまったんです。CLFやSAAのときは「一夜漬け」シリーズの薄いテキストで全体像をつかむ方法が合っていました。でもポケットスタディは情報量が多く、隙間時間に読み進めるスタイルに合わなかった。
開封して数ページめくったところで「これは今の自分には合わない」と判断し、問題演習一本に切り替えました。
結果として、Cloud License1本で合格できました。
参考書をスキップできたのには、理由があります。DVAに出てくるサービス(Lambda・DynamoDB・API Gateway・SQSなど)は、CLFやSAAですでに名前と基本的な役割を学んでいました。サービスの概要レベルではCLFとSAAである程度カバーできていたので、DVAで新たに覚えるのは「同じサービスをどう実装・デプロイするか」という深い部分だけでよかったのです。
つまり、Cloud Licenseで問題の方向性に慣れ、わからなかった内容は解説でキャッチアップするというスタイルが、今の自分には最も時間効率が良いと判断しました。
「参考書は絶対必要」という思い込みを捨てて、自分の状況に合った方法に切り替えられたことが、3週間合格につながったと思っています。
Cloud License:選んだ理由と使い方
なぜCloud Licenseを選んだか
CLFとSAAはping-tを使っていました。ping-tはUIが洗練されていて、問題を「未出題・ミス・ヒット・コンボ」の4段階で自動分類してくれる仕組みが気に入っていました。
しかしpng-tはCLFとSAAにしか対応しておらず、DVAの問題集は提供されていません。そこで代替を探して見つけたのがCloud Licenseでした。
Cloud Licenseは、AWS認定試験に特化したWEB問題集サービスです。CLF・SAA・DVA・SOA(システムオペレーション)から、SAP・DOPといったプロフェッショナルレベルまで、AWSの幅広い認定資格に対応しています。当時の料金は90日4,080円。1日あたり約45円でした。受験料が20,000円(税抜)であることを考えれば、合格確率を上げるための投資として十分割に合うと判断しました。
⚠️ 注記:私が利用した当時(2025年頃)の情報です。サービス運営状況や料金は変動する可能性があります。利用を検討される際は、最新の運営状況・評判・料金体系をご自身で確認のうえ、自己判断でご利用ください。
Cloud Licenseの実際の使い心地
Cloud Licenseの最大の特徴は、本番試験との再現性の高さです。実際に受験したとき、「あ、これCloud Licenseで見た問題だ」と感じた問題が2〜3割ありました。試験の雰囲気や出題の傾向が、他の問題集より実際の試験に近い印象を受けました。
ping-tは正誤による自動分類が強みですが、Cloud Licenseは本番に近い問題を反復できる点が強みです。
問題の解説もしっかりしており、「この選択肢はなぜ間違いなのか」まで読み込むことで、正解を暗記するのではなくAWSの仕組みとして理解することができます。本番では選択肢の文言が微妙に変わることがある。そういう引っかけにも対応できるようになったのは、解説を読む習慣がついたからだと思っています。
3週間の学習の流れ
プロジェクト参画中のため、1日に確保できる学習時間は1〜2時間が限界でした。子どもが寝てから、帰宅後の夜の時間だけが唯一の学習タイムでした。
| 期間 | やったこと |
|---|---|
| 1〜4日目 | Cloud Licenseで全分野を1周。まず出題傾向を把握する |
| 5〜12日目 | 間違えた問題を中心に繰り返し演習。解説をしっかり読む |
| 13〜20日目 | 苦手分野を集中的につぶす。正答率が上がるのを実感 |
| 21日目(予定) | 受験→インフルエンザのため延期 |
疲れて帰ってきた日は、無理に1時間やろうとせず、30分だけ問題を解いて終わりにすることもありました。「今日はここまで」と割り切れたことが、3週間継続できた理由かもしれません。
インフルエンザで延期した話
試験予定日の数日前、体がだるいなと思っていたら、みるみる体温が上がりました。翌朝には39度を超えていました。インフルエンザです。
そのとき頭を占めていたのは、意外にも試験の不安ではなく、**「どうしよう、受験料」**という俗な感情でした。
CBT方式(テストセンターで随時受験する形式)のAWS試験は、試験日の変更・キャンセルが一定条件下でできます。「もう少し無理すれば受けられるかも」「でも熱があるのに130分集中できるのか」「延期する手続きが面倒くさい」……ぼーっとした頭でそんな計算をしていました。
結論として、延期して正解でした。
熱がある状態では試験に集中できません。130分の試験を発熱しながら受けて合格できるほど、DVAは甘くない。それに、体調が万全でない状態で落ちてしまえば、受験料のロスはより大きくなる。「今日は休む」と決断したことが、合格への正しいルートでした。
回復まで約4日かかりました。その間は勉強はせず、ただ体を休めました。復帰後はCloud Licenseで最後の仕上げをして、改めて受験日を押さえました。
試験当日・合格
回復後に受験したテストセンターでは、試験開始から妙な落ち着きがありました。
Cloud Licenseで見た問題と雰囲気が近く、「あ、これは知ってる」という問題が序盤から続きました。2〜3割は明らかに見覚えのある問題。残りも、「このサービスのこの特性からすると、答えはこれしかない」と絞り込めるものが多かった。Cloud Licenseで本番に慣れていたからこそ、この落ち着きがあったのだと思います。
130分のうち、100分ほどで一通り解き終えました。見直しをして、試験終了。
その場では結果は出ませんでした。試験日の夜、メールが届きました。開いてみると、合格の通知でした。
インフルエンザで延期した日のことを思い出しました。あのとき「受験料がもったいない」と思いながら延期を決断した自分に、「正しかったよ」と言いたくなりました。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 資格名 | AWS Certified Developer – Associate(DVA-C02) |
| 学習開始 | 2025年1月2日 |
| 合格日 | 2025年1月25日(約3週間) |
| 1日の学習時間 | 1〜2時間(プロジェクト参画中の隙間時間) |
| 使った教材 | Cloud License(問題演習のみ) |
| Cloud License料金 | 90日4,080円 |
| 受験料 | 150 USD(20,000円・税抜) |
| 特記事項 | インフルエンザで受験を1回延期 |
| 合格の鍵 | Cloud Licenseで本番に近い問題を繰り返す・体調管理 |
| スコア | 746点 / 1000点(合格ライン720点) |

DVAを受けようとしているあなたへ
「SAAの次はDVAかSOA、どっちにしよう」と悩んでいる方は多いと思います。
開発案件にいるなら断然DVAをおすすめします。Lambda・DynamoDB・CodeシリーズはAWS上の開発で実際によく使うサービスです。資格の勉強が実務の理解に直結するという経験は、他の資格よりも鮮明でした。
ping-tでCLFやSAAを学習してきた方は、DVAでCloud Licenseへの乗り換えに戸惑うかもしれません。でも大丈夫です。Cloud LicenseはUIもシンプルで、問題演習のサイクルを回しやすい作りになっています。しばらく使えばすぐ慣れます。
そして、もし試験直前に体調を崩したら——迷わず延期してください。CBT方式のAWS試験は、テストセンターの空き状況次第でわりとすぐ再予約できます。1週間待てば、万全の状態で受けられます。「健康な自分で受けるのが最短ルート」というのが、インフルエンザ延期を経験した私の実感です。
まず今日できること:
- AWS DVA向けの問題集サービスを比較検討する(Cloud License、Udemyの模擬試験など)
- 受験日を仮決めしてカレンダーに入れる
- SAAをまだ取得していない方はこちらの記事から始めてみてください
元公務員の私が、プロジェクト参画中の隙間時間で3週間合格できました。あなたにもきっとできます。応援しています。
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