64%。合格ライン65%。
スコアレポートを見た瞬間、「1%差」という数字が頭に刻み込まれました。
あと1%——たった1問正解していれば、合格できていたかもしれない。
受験料は41,773円(税込)。1回落ちて2回目を受けると、それだけで83,546円になります。「8万円以上かけて、1%で落ちた」という現実は、正直かなり堪えました。
でも2回目、87%でPASSしました。
1回目64%から2回目87%。23ポイントの改善です。変えたことは一つだけ——1回目で間違えた項目をping-tで徹底的にやりこんだだけです。
この記事では、その悔しい1回目と、立て直した2回目をすべて書きます。
ORACLE MASTER Bronzeとはどんな資格か
まず試験の基本情報を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験名 | ORACLE MASTER Bronze DBA(1Z0-085-JPN Bronze DBA Oracle Database Fundamentals) |
| 主催 | Oracle |
| 受験システム | Pearson VUE(テストセンターCBT方式) |
| 合格ライン | 65%以上 |
| 受験料 | 41,773円(税込) |
ORACLE MASTER BronzeはOracle社が認定するデータベース管理者向けの資格です。OracleはRDBMSの業界標準として、世界中の企業システムで広く使われています。Oracleを扱える技術者への需要は根強く、SESエンジニアとしてDB関連の案件を狙う上でも取得する価値があります。
受験はPearson VUEのテストセンターで行います。AWS・Javaなどでお馴染みのテストセンターです。予約から受験までの流れは他のPearson VUE試験と変わりません。
なお、受験料は1回41,773円と他のIT資格に比べてかなり高額です。落ちると2回分の費用がかかります——それが現実でした。
私が取得した13資格のロードマップはこちらにまとめています。
→ 子育てしながら転職後約1年半で13資格を取得したロードマップ
なぜこの試験を選んだか
理由は大きく3つあります。
1つ目は、DB分野を一連の流れで固めたかったから。
2025年10月にデータベーススペシャリスト試験を受験しました(結果は不合格でしたが、その話はこちら)。その後、OSS-DB Silverを取得しました。DB知識の土台はできていた。次はOracle——という流れは自然でした。
2つ目は、OracleはDB案件で最も需要が高い技術の一つだから。
SESエンジニアとして現場に入ると、Oracleを使ったシステムに当たることは少なくありません。「触ったことはある」から「資格を持っている」に変えることで、案件の幅が広がると判断しました。
3つ目は、OSS-DB Silver合格直後のタイミングだったから。
2026年2月1日、OSS-DB Silver合格の翌日から勉強を始めました。DB分野への集中が続いているうちに、次のステップへ進みたかったのです。
OSS-DB Silverの体験記はこちらです。
→ OSS-DB Silverをping-t一本で3週間合格した話
使った教材:ping-tだけ(両回とも)
→ ping-t(ORACLE MASTER Bronze対応)
教材はping-t一本です。1回目も2回目も、これだけでした。
ping-tはIT資格の問題演習に特化したWebサービスです。問題を解いて解説を読む繰り返しで、知識を定着させていきます。ORACLE MASTER Bronze DBAのコンテンツもあります。
Oracle特有のアーキテクチャ・コンポーネント・管理ツールの知識は、実務で触れていない部分も多いです。ping-tを通してこれらを体系的に押さえていきました。
1回目受験(2026年2月11日):64%で不合格・1%差
学習期間と内容
学習開始日は2026年2月1日(OSS-DB Silver合格翌日)。受験日は2026年2月11日。11日間の学習です。
1日の学習時間は約2〜3時間。業務をこなしながらの学習でした。
1回目の学習内容は、ping-tで全範囲を一通り解くことでした。幅広い出題範囲に対して、まず全体を把握することを優先しました。
結果:64%・不合格
試験終了後、画面にスコアが表示されました。
64%。FAIL。
「合格ラインは65%。——届かなかった。」
スコアレポートに表示された不正解の項目は18項目でした。
1回目の不正解項目(18項目):
- Enterprise Manager Database Express の使用
- Enterprise Manager Database Express の起動
- Enterprise Manager Expressへのアクセス
- Oracle Network構成の説明
- Oracleインスタンスおよびデータベースのコンポーネントの理解
- Oracleインスタンスのメモリ・コンポーネントの管理
- Oracleデータベースの構成に使用されるパラメータの表示と変更
- Oracleデータベースの管理に使用するツールの定義
- Oracleデータベースの重要な用語の理解
- Oracleデータベース運用上の要点の理解
- Oracle自己監視アーキテクチャの説明
- データベースへの変更の取り消しと一貫性を維持するための構造の管理
- データベース・オブジェクトの追加作成
- データベース・ファイルの理解
- データベース記憶域構造の作成と管理
- パフォーマンス・アドバイザを使用したデータベース・パフォーマンスの最適化
- ユーザーがデータベース操作を実行するための権限の付与
- ユーザーの作成および管理

1%差という結果は、悔しい以上に「もったいない」という感覚でした。もう少し演習を積んでいれば——という後悔はありました。でも嘆いていても受験料は返ってきません。次の11日間で何をするか、それだけを考えました。
2回目受験(2026年2月22日):87%で合格
1回目翌日からの切り替え
2026年2月12日、1回目不合格の翌日から2回目の学習を始めました。受験日は2月22日。再び11日間です。
2回目で変えたこと:弱点集中
1回目と2回目で変えたことは一つだけです。
1回目のスコアレポートに記載された不正解18項目を「弱点の地図」として使い、その項目をping-tでやりこんだ。
全範囲を広く薄く解くのではなく、1回目で正解できなかった項目に集中しました。スコアレポートは「どこが足りないか」を正確に示してくれる地図です。その地図に従って、演習を積み上げました。
結果:87%・合格
試験終了後、画面にスコアが表示されました。
87%。PASS。
「合格ライン65%。——余裕で超えた。」
1回目と比べると、別の試験を受けたかのような手応えでした。弱点を絞って集中した演習の効果が、スコアに直結しました。
不正解だった項目は8項目(1回目の18項目から10項目減)でした。
2回目の不正解項目(8項目):
- Enterprise Manager Database Express の使用
- Oracle Network構成の説明
- Oracleデータベースの管理に使用するツールの定義
- Oracle自己監視アーキテクチャの説明
- データベース・ファイルの理解
- ユーザーがデータベース操作を実行するための権限の付与
- ユーザーの作成および管理
- ロールの作成および管理

1回目・2回目まとめ(比較)
| 項目 | 1回目 | 2回目 |
|---|---|---|
| 受験日 | 2026年2月11日 | 2026年2月22日 |
| 学習期間 | 11日間(2/1〜2/11) | 11日間(2/12〜2/22) |
| 学習内容 | 全範囲を一通り | 1回目の不正解18項目を集中演習 |
| スコア | 64% | 87% |
| 結果 | FAIL | PASS |
| 不正解項目数 | 18項目 | 8項目 |
同じ11日間、同じping-t一本でも、学習の「向き」を変えるだけで23ポイントの差が生まれました。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 資格名 | ORACLE MASTER Bronze DBA |
| 1回目受験日 | 2026年2月11日 |
| 2回目受験日 | 2026年2月22日 |
| 合計学習期間 | 約22日間(業務並行) |
| 1日の学習時間 | 約2〜3時間 |
| 使った教材 | ping-tのみ |
| 受験料 | 41,773円(税込)× 2回 = 83,546円 |
| 1回目スコア | 64%(合格ライン65%・1%差) FAIL |
| 2回目スコア | 87% PASS |
| 受験システム | Pearson VUE(テストセンターCBT方式) |
OracleのDBを学ぼうとしているあなたへ
1回落ちても、終わりではありません。
大事なのは、スコアレポートを「弱点の地図」として使うことです。どの項目が不正解だったかはレポートに書いてあります。その項目に絞って演習を集中させれば、スコアは確実に伸びます。私がその証拠です。
受験料が高い分、「1回で受かりたい」という気持ちは当然あります。でも万が一落ちても、スコアレポートがある限り次の手は打てます。41,773円の受験料は高いですが、その対価として「自分の弱点リスト」が手に入ります。
2回目を受けるときは「前回のスコアレポートが最強の教材になる」という気持ちで臨んでください。
まず今日できること:
- ping-t でORACLE MASTER Bronze DBAの問題演習を始める
- Pearson VUEで近くのテストセンターと受験日を確認する
- 受験日から逆算して学習スケジュールを立てる
よくある質問(FAQ)
Q1. Oracleの実務経験がなくても合格できますか?
合格できます。私自身、Oracleを業務で深く扱った経験はありませんでした。ping-tの問題演習と解説を繰り返すことで、実務経験なしでも試験対応できる知識を積み上げることができます。「触ったことがない」は大きなハンデにはなりません。
Q2. ping-tだけで合格できますか?
できます。私は1回目も2回目もping-t以外の教材を一切使わずに受験しました。2回目は87%でPASSしています。ただし、1回目の演習が全範囲を薄く一通りなぞるだけでは、出題範囲の深い部分に対応できないことがあります。間違えた項目を繰り返しやりこむことが重要です。
Q3. 1回落ちたらどうすればいいですか?
スコアレポートを保存して、不正解だった項目をリストアップしてください。その項目をping-tで重点的に演習すれば、スコアは必ず伸びます。私は18項目の不正解を集中演習して、2回目で87%を取りました。落ちた直後は悔しいですが、スコアレポートは次への最強の道具です。
Q4. 学習期間はどのくらい必要ですか?
DB知識がある方なら2〜3週間が目安です。私はOSS-DB Silverの勉強直後という状態で11日間の学習で受験しました(1回目は64%で不合格でしたが)。DB知識がゼロの状態であれば、1〜2ヶ月程度を見ておくと安心です。
Q5. 受験料が高いですが、コストパフォーマンスはありますか?
Oracleの資格は業界での認知度が高く、SESエンジニアとしてDB関連の案件対応力を証明する手段として価値があります。受験料41,773円は高額ですが、取得後の案件の幅を考えると十分な投資です。私は2回受験したので合計83,546円かかりましたが、DB分野でのキャリアを広げるための費用として納得しています。
Q6. OSS-DB SilverとORACLE MASTER Bronze、どちらを先に受けるべきですか?
どちらでも構いませんが、私はOSS-DB Silver → ORACLE MASTER Bronzeの順で受けました。OSS-DB SilverでDB全般の基礎知識を整理してから、Oracle固有のアーキテクチャを学ぶ順序が自然でした。また、受験料の安いOSS-DB Silver(16,500円)を先に受けてDB試験の感触をつかんでからのほうが、高額なOracleの受験に向けて準備しやすいと感じます。
Q7. ORACLE MASTER Bronzeを取ることで、どんなメリットがありますか?
OracleのDBを扱う案件への対応力を証明できます。SESエンジニアとして、Oracle案件は需要が根強くあります。また、ORACLE MASTER BronzeはSilver・Goldへのステップアップの入口でもあります。DB分野でのキャリアを広げたい方には、取得する価値のある資格です。
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