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SESの帰社日は何をする?頻度は?【年4回・オンライン開催の現役エンジニアが実態を書く】

目次

SES企業について調べていると、必ず出てくるのが「帰社日」という聞き慣れない言葉です。

「客先に常駐しているのに、会社に帰る日があるの?」「何をする日なの?」「毎月あるの?」——未経験でSESを検討している方には、イメージしにくい制度だと思います。

私は30代半ば・未経験でSES企業に入り、大手SIerの案件に常駐して18ヶ月ほど働きました。この記事では、実際に帰社日がどう運用されているのかを、自分の会社の実態を交えて書きます。結論から言うと、私の会社の帰社日は年4回・基本オンラインで、世間で言われる相場よりかなり少ないです。

結論:頻度は会社によって全然違う

先に要点をまとめます。

  • 帰社日とは、客先常駐しているエンジニアが自社に集まる日(=定例会議)のこと
  • 世間の相場は月1回程度と言われることが多い
  • ただし私の会社は年4回程度。しかも基本オンライン開催で、物理的に集まるわけではない
  • 帰社日の多さ=会社の良さ、では決してない。頻度より「何のための場か」が重要
  • 私の実感では、帰社日より営業が月1ペースで連絡をくれることの方がはるかに効いた

そもそも帰社日とは何か

SESは、自社に所属しながら他社の開発現場に常駐して働くスタイルです(この構造についてはSES・SIer・自社開発・受託開発の違いにまとめています)。

つまり、普段は自社のオフィスに出社しません。毎日通うのは客先であって、自社の同僚とは物理的に会わない生活になります。

そこで多くのSES企業が設けているのが「帰社日」です。文字通り自社に帰る日で、常駐先に散らばっているエンジニアが一箇所に集まり、情報共有や面談を行います。

帰社日の頻度:一般的には月1回、私の会社は年4回

調べてみると、月1回程度を帰社日としているSES企業が多いようです。半期に一度、表彰式を兼ねて実施するという会社もあります。

一方、私の会社は年4回程度です。しかも基本的にオンライン開催なので、実際に自社オフィスへ足を運ぶわけではありません。同期や他チームの同僚の顔を見るのも、画面越しがメインです。

この差は、そのまま「自社との接点の濃さ」の差になります。ちなみに私の会社の場合、

  • 自社のチームリーダーと会話する機会は、基本的に年2回の査定面談のみ
  • 普段のやり取りは月1回提出する報告書を通して行う
  • 全体の動きを把握する場が、年4回の帰社日

——という構成です。かなり接点が薄い部類だと思います。

帰社日には何をするのか

一般的に、帰社日では以下のようなことが行われます。

  • 全体の連絡事項の共有(会社の方針・業績・制度変更など)
  • 各現場の情報交換(どんな案件があるか、どんな技術を使っているか)
  • エンジニア個々のヒアリング(現場での困りごと・満足度の確認)
  • 会社によっては表彰懇親会・飲み会

私の会社の帰社日(オンラインの定例会議)も、内容としては全体の連絡事項の共有が中心です。オンラインなので懇親会のような場はなく、淡々と情報が共有されて終わるという感覚に近いです。

帰社日が多い会社と少ない会社、どちらがいいのか

ここは意見が分かれるところだと思います。ネット上でも「帰社日は無駄」「くだらない」という声と、「帰社日があるから孤独にならない」という声の両方があります。

私の考えは、頻度そのものより「何のための場になっているか」が重要、というものです。

帰社日が多いことのメリット

  • 現場で孤立しにくい。悩みを相談する機会が定期的にある
  • 他の現場の情報が入るので、社内での案件の選択肢が見えやすい
  • 同期・同僚とのつながりができる

帰社日が多いことのデメリット

  • 業務時間外に開催される場合、実質的な拘束時間が増える
  • 飲み会がセットになっていると、家庭がある人には負担になりやすい
  • 形式的な集まりになっていると、時間だけ取られて得るものがない

つまり、「月1回あるから良い会社」でも「年4回しかないから悪い会社」でもないというのが実感です。私自身、帰社日が年4回でも困りませんでした。ただしそれは、後述する別の仕組みが機能していたからです。

帰社日より効いたのは「営業のフォロー頻度」

18ヶ月働いて強く思うのは、帰社日の回数より、営業担当が定期的に連絡をくれるかどうかの方がはるかに重要だということです。

私の会社では、営業の方が月1ペースで連絡をくれます。「残業はどうですか」「困りごとはないですか」——一見すると形式的な確認ですが、これがSESにおける自社とのつながりの生命線でした。

特に印象的だったのは育休前の調整です。「育休前に少しスタンバイになっても構いません」と相談したところ、最大限の配慮をしてくれました。帰社日が年4回しかなくても不安を感じなかったのは、間に営業のフォローが挟まっていたからです。

未経験でSES企業を選ぶなら、面接で「帰社日は月何回ありますか」と聞くのと同じくらい、「営業のフォローはどれくらいの頻度でありますか」を聞くことをおすすめします。SESの働きやすさは、営業の質で半分以上決まると言ってもいいくらいです。

一人で客先に常駐する働き方の実態については、SESエンジニアとして18ヶ月働いて分かったことに、単独派遣の孤独も含めて正直に書いています。

会社選びで確認しておきたいこと

帰社日まわりで、面接や面談のときに確認しておくとよいポイントを挙げておきます。

  • 帰社日の頻度(月1回か、四半期に1回か)
  • 開催形式(対面かオンラインか。対面なら移動時間も拘束されます)
  • 業務時間内か時間外か(時間外なら手当が出るのか)
  • 懇親会・飲み会がセットか(家庭の事情がある人は要確認)
  • 帰社日以外の自社との接点(営業のフォロー頻度・報告書の運用・面談の回数)

最後の項目が特に大事です。帰社日だけを見ても、その会社の「接点の濃さ」は測れません。

なお、SES企業選びでは配属先そのもののリスク確認も重要です。詳しくは「SESはやめとけ」は本当か?の「地雷SESを避けるチェックリスト」にまとめています。

まとめ:帰社日の回数だけで会社は判断できない

  • 帰社日とは、客先常駐しているエンジニアが自社に集まる定例日のこと
  • 世間の相場は月1回程度だが、私の会社は年4回・基本オンライン
  • 内容は全体連絡・情報交換・ヒアリングが中心。会社によっては懇親会もセット
  • 頻度の多さ=会社の良さではない。形式的な場なら時間を取られるだけ
  • 帰社日より営業のフォロー頻度の方が、働きやすさへの影響は大きかった

未経験からSESを検討している方は、求人票の「帰社日あり」という文字だけで判断せず、その会社が自社所属のエンジニアとどう関わろうとしているのかを見てみてください。

よくある質問(FAQ)

Q1. SESの帰社日はどれくらいの頻度でありますか?

月1回程度の会社が多いと言われますが、会社によって大きく異なります。私の会社は年4回程度で、しかも基本的にオンライン開催です。四半期に一度、半期に一度という会社もあります。

Q2. 帰社日には何をするのですか?

会社全体の連絡事項の共有、各現場の情報交換、エンジニア個々のヒアリングが中心です。会社によっては表彰や懇親会・飲み会がセットになっていることもあります。私の会社はオンライン開催なので、全体連絡の共有が中心です。

Q3. 帰社日はオンラインでもあるのですか?

あります。私の会社の帰社日は基本的にオンライン開催で、物理的に自社オフィスに集まるわけではありません。同期や他チームの同僚と会うのも画面越しがメインです。

Q4. 帰社日が少ない会社は避けた方がいいですか?

一概には言えません。私の会社は年4回しかありませんが、営業担当が月1ペースで連絡をくれるため、自社とのつながりで困ったことはありませんでした。帰社日の回数より「帰社日以外にどんな接点があるか」を確認する方が実態に近づけます。

Q5. 帰社日は業務時間に含まれますか?

会社によります。業務時間内に開催される会社もあれば、業務時間外に設定されている会社もあります。時間外の場合に手当が出るかどうかも含めて、面接段階で確認しておくことをおすすめします。


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