資格の勉強が続かない。やる気が出ない。不合格通知を見て、もうやめようかと思う——。
私は子育てをしながら約1年半で13のIT資格を取りましたが、その間ずっとモチベーションが高かったわけでは全くありません。むしろ何度も落ちましたし、一度は本気で心が折れかけました。
この記事では、一番折れかけた日に実際に何をしたのか、そしてやってはいけなかったことを正直に書きます。時間管理の仕組みについては時間管理術の記事に、復習サイクルについては忘却曲線の記事にまとめているので、この記事では「気持ちが折れた時にどう戻すか」だけに絞ります。
結論:折れた日は休んでいい。ただし「1日だけ」
先に結論です。
- 落ち込んだ日に無理して机に向かう必要はない。その日は休んでいい
- ただし数日空けるのは危険。怠惰な人間(=私)は、2〜3日空けると勉強習慣そのものが抜ける
- 休む日も動画の流し見だけはする。「ゼロの日」を作らないことが何より大事
- 人に話すと本当に楽になる。私は妻に愚痴っただけで復活しました
- そして——資格試験は最後は運。落ちても「自分が悪かった」ではなく「たまたま運が悪かった」と思っていい
一番折れかけた日:AWS SAP、2回目の不合格
私が13資格の中で最も苦しんだのが、AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル(SAP)でした。
受験記録はこうです。
| 受験回 | 受験日 | スコア | 結果 | 合格まで |
|---|---|---|---|---|
| 1回目 | 2025/08/16 | 715点 | 不合格 | -35点 |
| 2回目 | 2025/09/07 | 723点 | 不合格 | -27点 |
| 3回目 | 2025/11/15 | 780点 | 合格 | +30点 |
問題は2回目です。1回目から3週間、仕事と育児の合間を縫って勉強を続けました。「35点足りないなら、3週間あれば届くだろう」と思っていました。
結果、8点しか伸びませんでした。
画面に表示された723点を見た瞬間の感覚は、今でもよく覚えています。あれだけ時間を削って、伸びたのが8点。しかも子どもが寝た後の限られた時間を積み上げての結果です。
正直に書きますが、このとき本気で心が折れかけました。
詳しい学習内容と3回目でどう巻き返したかはAWS SAPに3回目で合格した話に書いています。
その日やったこと:何もせず、妻に愚痴った
では、その日どうしたか。
何もしませんでした。
参考書も開かず、問題演習もせず、ただ妻に愚痴っていました。「3週間やって8点だった」「何がダメだったのかわからない」と、ひたすら話を聞いてもらっただけです。
これが、意外なほど効きました。
解決策が出たわけではありません。妻はAWSの専門家でもありません。それでも人に話すだけで、驚くほど楽になる。抱えていたものを言葉にして外に出すと、頭の中でぐるぐるしていた「悔しい」「もうやめたい」が、少しずつ形を持って落ち着いていく感覚がありました。
一人で抱えて「明日から巻き返すぞ」と自分を追い込むより、誰かに聞いてもらう方が復帰は早いというのが私の実感です。相手は家族でも、同僚でも、SNSでもいいと思います。
やってはいけなかったこと:数日空けること
一方で、これは絶対にやらない方がいいと身をもって学んだことがあります。
数日間、勉強を完全にやめることです。
私はもともと怠惰な人間で、2〜3日空けると勉強習慣が驚くほど簡単に抜けます。1日空けるだけなら翌日に戻れますが、3日空くと「明日でいいか」が続き、気づけば1週間、2週間と経っている——これを何度か経験しました。
なので、落ち込んだ日は休んでいいけれど、休むのはせめて1日だけにしてください。
「ゼロの日」を作らないための動画の流し見
とはいえ、疲れている日に問題集を開くのはしんどいものです。そこで私が使っていたのが、動画の流し見でした。
机に向かって問題を解くのが勉強、という定義を捨てて、
- 通勤中に講義動画を聞き流す
- 家事をしながら再生しておく
- 布団に入ってから10分だけ見る
これでも「今日も勉強に触れた」という事実は残ります。ゼロの日を作らないことが目的なので、内容の吸収率が低くても構いません。
私が実際に使っていたのは、Udemyの講義動画です。応用情報技術者試験のときは、参考書の著者本人が解説してくれる講座を流し見用に使っていました。
参考書の著者直伝!【応用情報技術者試験 科目A】講座
Udemyで講座を見る
動画教材のいいところは、「開くまでのハードル」が圧倒的に低いことです。参考書は机と時間が要りますが、動画は再生ボタンひとつで始まります。折れかけている日ほど、この差が効きます。
転職前に受けた講座も含め、実際に使ったUdemy講座はIT転職前に受けたUdemy7講座にまとめています。
「最後は運」と思っていい:1%差で落ちた話
もう一つ、これは強く伝えたいことです。
時間のない子育て世帯にとって、資格試験は最後は運です。
こう言い切る根拠があります。私はORACLE MASTER Bronzeの1回目の受験で、64%で不合格でした。合格ラインは65%。わずか1%差です。
問題の巡り合わせが少し違えば受かっていたし、逆に受かった試験も、たまたま得意な問題が並んでいただけかもしれません。1%で受かることもあれば、1%で落ちることもある——それが現実です。
だからこそ、落ちたときに「自分の努力が足りなかった」と自分を責めすぎないでください。
もちろん、明らかに準備不足なら対策は必要です(私もAWS SAPの3回目では教材を全面的に入れ替えました)。でも、限られた時間の中で精一杯やったのに数点・数%で落ちたなら、それは運が悪かったでいいと思います。
自分を責めると、次に机に向かうのがしんどくなります。「たまたま運が悪かった、次は運を拾いに行こう」——このくらいの軽さで捉えた方が、結果的に長く続きます。
1%差で落ちた試験に再挑戦してどうなったかはORACLE MASTER Bronzeの学習記録に書いています。
それでも独学がしんどいなら:伴走してもらう選択肢
ここまで独学前提で書いてきましたが、そもそも一人で走り続けるのが向いていない人もいます。というより、その方が多数派かもしれません。
私の場合は、現役エンジニアの友人がメンター代わりになってくれたので独学でやれました。でも「わからないことを気軽に聞ける相手がいるかどうか」は、継続率にかなり効きます。
質問できる相手が身近にいないなら、メンターがつくオンラインスクールを検討するのも現実的な選択肢です。プログラミングスクールは数十万円かかることが多いですが、買い切り・自習型のサービスならもっと現実的な価格帯で伴走してもらえます。
詳しくはデイトラは未経験のIT転職・副業に使えるかに、私自身が使わなかった理由も含めて正直に書いています。
まとめ:ゼロの日を作らず、運のせいにする
- 心が折れた日は休んでいい。ただし1日だけ
- 数日空けると習慣が抜ける。怠惰な人間ほど危険
- 休む日も動画の流し見で「ゼロの日」を回避する
- 人に話すと本当に楽になる。解決策が出なくても効く
- 落ちたら運のせいにしていい。1%で受かるし1%で落ちる
- 一人がしんどいなら、伴走してもらう選択肢も検討していい
私は13資格を取りましたが、その道のりは連戦連勝ではなく、不合格と立て直しの繰り返しでした。全体の記録は子育てしながら約1年半で13資格を取得したロードマップにまとめています。
折れかけている方の参考になれば嬉しいです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 資格の勉強が続かないとき、休んでもいいですか?
休んでいいと思います。ただし1日だけにしてください。私の経験では2〜3日空けると勉強習慣そのものが抜けてしまい、復帰にかなりのエネルギーが必要になります。
Q2. 疲れていて机に向かえない日はどうすればいいですか?
動画の流し見だけでも構いません。通勤中や家事中に講義動画を再生しておくだけでも「今日も勉強に触れた」という事実は残ります。吸収率が低くても、ゼロの日を作らないことの方が大事です。
Q3. 不合格が続いて心が折れたときはどうしましたか?
AWS SAPで2回目も落ちたとき、その日は何もせず妻に愚痴っていました。解決策が出たわけではありませんが、人に話すだけで驚くほど楽になりました。一人で抱えて自分を追い込むより、誰かに聞いてもらう方が復帰は早いです。
Q4. 落ちたときに自分を責めてしまいます。
時間のない子育て世帯にとって、資格試験は最後は運の要素が大きいです。私はORACLE MASTER Bronzeを64%(合格ライン65%)の1%差で落としました。精一杯やって数点差で落ちたなら「たまたま運が悪かった」でいいと思います。自分を責めると次に机に向かうのがしんどくなります。
Q5. 独学が向いていない気がします。
質問できる相手が身近にいるかどうかは継続率にかなり効きます。私は現役エンジニアの友人がメンター代わりだったので独学でやれましたが、そうでないなら伴走してもらえるサービスを検討するのも現実的な判断だと思います。
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